プロフィール

遠藤奈央子

教育者としての顔を持つ事業家。直接指導した子どもは延べ2000人を超える。

・一般社団法人民間学童保育協会 設立代表理事
・「こどもクリエ塾」主宰者
・株式会社ビジョンゲート代表取締役
・VISIONGATE CO.,LTD(Thailand)オーナー
・社会福祉士

遠藤奈央子近影

略歴

1974年9月新潟県村上市生まれ
1981年3月長岡中央幼稚園(現 帝京長岡幼稚園)卒園
1987年3月長岡市立阪之上小学校卒業
1990年3月長岡市立東北中学校卒業
1993年3月新潟県立長岡高等学校卒業
1997年3月同志社大学 商学部 卒業
1997年4月株式会社中埜酢店(現 株式会社Mizkan)入社
1998年12月株式会社インテリジェンス(現 パーソルキャリア株式会社)入社
2000年10月株式会社リクルート入社
2007年5月IBMビジネスコンサルティングサービス株式会社(現 日本IBM)入社
2010年4月株式会社ビジョンゲート設立
2018年5月 VISIONGATE CO.,LTD (Thailand) 設立
2020年4月ドリームゲート認定アドバイザー就任
2020年4月大原学園 社会福祉士 通信課程入学
2022年7月参議院選挙 自民党全国比例代表
2023年3月一般社団法人民間学童保育協会 設立代表理事就任
2024年10月衆議院選挙 北陸信越ブロック 自民党比例代表

資格

  • 社会福祉士
  • 家庭動物管理士
  • チャイルド・マインダー

著書

  • 2019年2月 『「民間学童」の作り方』(日本実業出版社)
  • 2022年7月  『「自分でできる子」に育つ 放課後時間の過ごし方 ほめる・叱る・見守る 親も育つ』(講談社)

生い立ち

新潟県村上市で生まれる。

遊んでいたボールが転がっても、諦めて取りに行かないような、とってものんびりした子どもだったようです。村上市の生活での記憶はほとんどありませんが、家の近所にうなぎが美味しいお店がたくさんあって、家族で食べに行きました。そのためか、いまでもうな重は大好きです^^

年表写真1
年表写真2


4歳の頃には、今の新潟県長岡市に引っ越します。猫や犬がいつもいる家で、いまでも私の帰省の楽しみです。長岡中央幼稚園(現 帝京長岡幼稚園)に登園する朝の風景。

年表写真3
米百俵で有名な長岡市立阪之上小学校 入学
年表写真4

歴史をたくさん学びました。
北越戦争で負けた長岡藩に見舞として贈られた百俵の米を「百俵の米も、食えばたちまちなくなるが、教育にあてれば明日の一万、百万俵となる」と小林虎三郎が命を懸けて主張し、「国漢学校」として建てられた小学校の歴史。
卒業生でもある山本五十六の生い立ちや考え方。
陽明学を学び長岡藩の改革を断行した河井継之助。河井継之助が主役の2022年ロードショー映画『峠 最後のサムライ』は、是非、多くの方々に観て頂きたいです。

一方で、のんびりしていた私を心配し、教育熱心な母は、私のために自ら塾を開き、学力を段階的に高める反復学習を私に課しました。おかげで小学生の間に高校の「数学Ⅰ」を修了するほどの基礎学力は身につきました。その過程はチャレンジングであり、達成感はありましたが、正直なところ「何のために勉強するのか?」という学びの目的と情熱を見出すことはありませんでした。しかし、この時の体験が、今の民間学童スクールを立ち上げる原点になっているので、人生何があるか分かりません。

新潟県立長岡高等学校では、水泳部マネージャーとして、1月2日からプールサイドに立つ日々でした。石川国体や静岡インターハイも経験することができました。
部活動以外でも、たくさんの友人に恵まれました。長岡からムーンライトえちごに乗って、東京の豊島園に皆で遊びに行ったのは忘れられない思い出です。

同志社大学商学部入学
年表写真5

楽しい大学生活、たくさんの仲間と出会えましたが、私の生活は親からの仕送りは月2万円、残りは、2つの奨学金とアルバイトをかけもちし、なんとかやりくりをしていた日々でした。丹波橋のお好み焼き屋さん、家庭教師、京都タワーホテル地下レストランのウエイトレス、そして一番長く続いたのが京都スカラ座のアルバイトです。

年表写真6


奨学金の1つは、父が務めていた新潟県福田組の会社の奨学金でした。本当にありがたかったです。
奨学金は特に地方の大学生にとって必要不可欠な存在です。大学・短大進学者の2.6人に1人(38.5%)が奨学金を借りています。奨学金制度、特に、企業の奨学金返還支援(代理返還)制度の拡充を目指していきたいです。

社会人1年目
年表写真7

大学卒業後は、株式会社中埜酢店(株式会社Mizkan)の愛知県半田市にある本社・マーケティング本部業務用企画部に配属され、スーパー総菜開発見習いや販促ツール制作を担当しました。どうしても東京で働きたくなって1年9カ月で転職してしまいましたが、温かい人たちに恵まれたよい会社です。

その後、株式会社インテリジェンス(現 パーソルキャリア株式会社)に転職します。当時副社長だった鎌田和彦氏の秘書、人材紹介募集活動、また人材紹介業となんでもやりました。急成長の会社で、毎日社会人として成長を実感できる日々でした。
人材ビジネスに関わる人であれば憧れるリクルートで働きたく、1年10カ月でリクルートへと転職することとなります。本当に何度も引き留めていただき、当時の鎌田社長をはじめお世話になった皆さんに今でも感謝しております。

株式会社リクルート

大手企業に対して、人材採用と教育研修を提案する営業チームで、特に金融機関を中心に担当させていただきました。
先輩からの引継ぎ時には、「貴社/貴行にとっては、初めての女性担当者となりますが、どうぞ宜しくお願いいたします。」と挨拶をして回りましたが、お客様には本当によく教えていただきました。

「女性社員は結婚すると会社辞めちゃうんだよ、本当にもったいない。どうしたらいいのかな?」という相談を役員から受けた時から、私の働きやすい環境づくりへの取り組みがスタートしています。

年間10億円を売上、MVP受賞。 

年表写真8


異動の時に、都銀の人事責任者からいただいた手紙や同僚からのメッセージは私の宝です。

年表写真9

高校生と大学・専門学校を繋ぐ進学事業部 事業企画 兼 ソリューション推進室に異動。
これからの大学業界がおかれる環境変化を見据えながらの、大学改革を推進するチームで教育業界について、2年間どっぷりと学びました。

IBMビジネスコンサルティングサービス株式会社

総務省CIO補佐官の支援、メガバンク500億円規模PMO、製鐵会社基幹システム変更に伴う企業変革など8つのプロジェクトを担当しました。

株式会社ビジョンゲート設立

同僚が子育てと仕事の両立に苦しんでるのを目の当たりにし、自ら起業し、民間学童スクールを立ち上げました。
自分が子どもの時に経験したかった、「子どもの学びの楽しさを体験」でき、かつ働く親にとって、お夕食は当日のお昼までの予約OK、夜の延長は予約不要など、痒いところに手が届く、そして教育的付加価値を提供している民間学童スクールをつくりました。
最初こそ、経営には本当に苦労をしましたが、おかげ様でキャンセル待ちが続くようになりました。

2校舎出店も、まさかの不動産トラブルに!!

子どもが歩くだけで下のフロアに響く物件に入居してしまい、施設閉鎖直前にまで追いつめられることとなりました。代替物件も見つからず、寝れない日々も続きました。
経営者としては施設閉鎖直前まで追い詰められた死の淵から、保護者様の声に声に助けられ、今に至ります。保護者様のご紹介で地元の不動産屋さんに縁を繋いでいただきました。そして、改めて学童保育経営の使命と期待の重さを学びました。

年表写真10

全国から「うちの地域にも開いて欲しい!」とリクエストが届く人気学童スクールになりました。
しかし、会社を大きくする前に、私が選んだ道は、民間学童業界本の出版です。
ノウハウをオープンにし、たくさんの人とたちが全国で民間学童をつくってくれることで業界も成長させ、様々な人たちに貢献できると考えたからです。
また、私が経験したような失敗は、二度と誰にも体験をさせたくない、という強い想いで本を書きました。
さらに、日本最大級の起業支援プラットホーム・ドリームゲート認定アドバイザーとして、全国の民間学童開業の支援にも取り組みました。実際、この3年間で、たくさんの学童スクールができています!

KidsClieを開校

タイ・バンコクに日本人と多国籍を対象としたKidsClieを開校。日本語、英語、タイ語の3言語でサービスを提供しています。

働く人たちを支えるため、学童開校を決定

2020年 コロナ禍でも社会を止めないために働く人たちを支えるために、新型コロナ蔓延防止に伴い小学校休校決定を受けて、いち早く朝から学童開校を決定したことが多くのメディアで報道されました。

社会福祉士を専門学校で学ぶ

介護のためスタッフが仕事を辞めていく問題を探るため、社会福祉士の専門学校に通い、社会福祉関連制度全てと、介護と仕事の両立のためには何が必要なのか?を学びました。
日本を代表する高齢者医療・介護・福祉の社会福祉法人さんの現場で、介護やソーシャルワーカーとしての実習を1か月経験。現場の皆さんには非常に多忙な中で、親身になって教えていただきました。ありがとうございます。

2022年4月より「社会福祉士」になりました。

書籍出版

テレワークやハイブリッド勤務が広がる中で、いかに家庭で放課後を有意義に過ごしたらいいのか?こうした声や疑問にこたえるため、講談社より『「自分でできる子」に育つ 放課後時間の過ごし方 ほめる・叱る・見守る 親も育つ』7月12日出版。

一般社団法人民間学童保育協会設立

子どもの「安全・安心な放課後の居場所」と「放課後の多様な学び」を提供し、保護者の「多様な働き方」を支援する民間学童保育のための業界団体「一般社団法人民間学童保育協会」を令和5年3月20日に設立。同時に、設立代表理事に就任。

\この記事をシェア!/